マドレクリニックからのお知らせ

【コロナうつについての相談(心療内科・精神科)】

2020.05.27

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大があり
自分が感染してしまうのではないかという直接的な不安以外にも、
自粛が続き通常とは異なる生活を強いられるなか、
知らず知らずのうちに心身に蓄積するフラストレーションから
様々な精神症状を呈するコロナ鬱コロナブルーの方が多くいらっしゃいます。

 終息の時期が見通しづらく、不安やストレスを抱くのは自然な反応である一方で、
過度なストレスに持続的にさらされることで、心身に不調が生じる可能性があります。

 

●新型コロナウイルス(COVID-19)関連のメンタル面での影響は?
新型コロナウイルス関連でいらっしゃる患者様の訴えは、
3つに大別さらます。

1.自分や家族が罹患してしまうのではないかという、感染に対する直接の不安。
2.業績悪化などによる経済的な打撃など、感染の蔓延による間接的な不安
3.自粛による生活の制限、テレビ報道が続くことなどから引き起こされる不安

 このような状況では自分自身のメンタル面を健康に維持することも非常に大切です。
不安が続く状態が続くと、次第に気持ちが落ち込み、
何もやる気にならないなど徐々にうつ状態へと悪化していきます。

 不安、気分の落ち込み、不眠等の症状が続くようであれば、一度受診をお勧めします。
 連日の新型コロナウイルスに関連するニュースが報じられていますが、
インターネットなどでは誤った情報も流れます。

パニックを避け、心の健康を保つためにも情報リテラシーが重要です。
複数の情報源に触れて、真偽を見極めることが大切です。

一方で情報を見過ぎて疲れがたまる場合は
ニュースに触れる機会を自分で制限することが有効な場合もあります。

 

●クリニックへの通院は大丈夫?
当院では院内の換気の徹底はもちろん、
プラズマクラスターによる空間除菌脱臭機を
待合室並びにショートケア室で常に稼働させております。

●日常の過ごし方は?
次の4点に気をつけて過ごしていただければと提案致します。

1.ストレスによる変調を自覚すること
 不眠▽食欲の低下や増加▽疲れやすさ▽気分の落ち込みやイライラが
ストレスによる変調のサインとして挙げられます。
 いつもの自分と違うと感じたり、
周囲の人から疲れた様子を指摘されたりしたら注意してください。

2.これまで通り規則正しく生活すること
 普段どおりの時間に起きて食事を摂り、夜ふかしをせずに寝ることが大事です。
またテレワーク・在宅ワークの場合でも、
朝きちんと着替える、メイクをするなど身だしなみを整えることはとても大切です。

3.”3密”を避けて運動すること
 家の周りの散歩・ウォーキング、部屋やベランダでのストレッチ・ヨガ・体操など、
日光を浴びて適度に体を動かすことは非常に効果的です。
自宅での自粛では、運動量は格段に減少します。
できる限り体を動かすように心がけましょう。

4.誰かと話すこと
 家にこもりがちになり、人とのコミュニケーションも失われがちです。
「テレワークになって、雑談の重要さを実感した」という方は多くいらしゃいます。
直接会わなくても、電話やビデオ通話でも構いませんので、
誰かと会話するだけで随分と楽になりますので、
できる限りコミュニケーションを取るように心がけてください。

 

●新型コロナウイルス(COVID-19)感染症で、メンタルの不調が改善する?

【コロナ自粛生活でメンタルの不調が改善する人とは】

 コロナ自粛の影響で、メンタルの不調が比較的改善することがございます。

新型コロナウイルス感染症が蔓延する前は、
社会での激務や人間関係のストレス等、
様々な負荷に心に余裕がない状況の方たちは抑うつ症状やうつ病、
更には不安症状や不安症などの疾患を抱え、
医療機関で治療継続をしながら社会生活を送っている方も少なくありません。

 コロナ自粛の影響を受けて、テレワークや在宅ワーク、
更には自宅待機といった対応を求められることで、
これまでの激務や職場の人間関係のストレスから解放され、
抑うつ症状や不安症状、うつ病や不安症が軽快される方もいらっしゃいます。

 コロナ自粛の影響であっても、メンタルの症状が良くなること自体は決して悪い事ではありません。
しかし、コロナの自粛は一時的な取り組みである為に、注意が必要なのです。

 

●コロナ自粛で症状が改善した人の、注意すべきことは?

1.コロナ自粛解除後の反動的な不調の大きさ

 コロナの自粛生活中は自宅での生活が中心であるために、
家族以外の人間との関わりが極端に減少してしまいます。
自粛期間中の生活から脱しきれずに、コロナ自粛解除後の社会全体の変化と、
自分の適応できる状態が大きく乖離してしまう事が多く、
反動的な不調を起こしやすくなってしまいます。
 そのため、家族以外の人たちと、頻繁ではなくとも、適度な連絡を取り続けたりして、
自分の適応力を落としすぎない事も大切です。
大切なことは、自宅以外での関わりを、ある程度維持することです。

 

2.良くなったことを過信しすぎて治療を止めてしまう
 コロナの自粛生活で、症状が良くなること自体は決して悪い事ではありません。
また、新型コロナ感染症の感染リスクや予防の意味として、
外出を控えることもよくある事かもしれません。
 しかし適切な医療機関への通院・受診をも控えてしまい、
定期的な通院が途絶えてしまう事があります。
 特に、メンタルのお薬は、良い状態を維持する効果もあるので、
症状が良くなったからといって、急にお薬をやめてしまったり、
自己判断で中止してしまう事は症状の再発を誘発しやすくなってしまいます。

 

3.コロナ自粛生活の解除に対する、不安感が大きくなってしまう
 コロナの自粛生活で、メンタルの症状が良くなった方は、
自粛生活の解除後の生活に対して強い不安を覚えていることが多いです。
 不安な要素が大きくなると、再度こころの不調を誘発してしまいやすくなります。
一人で抱え込まずに、医療機関への通院を継続したり、医師に相談しながら、
治療薬の調整を継続していく事は大切なのです。

 

 世界的な新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の影響で、
世の中の変化が著しい時だからこそ、
自分の周りへの心配が大きくなりやすい時だと
思います。
 こういう時こそ、まずはご自身の体調や心の状態やケアにしっかりと目を向け、
可能な限りストレスを溜め込まないような生活に取り組んでいく事がまずは大切です。

 

 マドレクリニックは、患者様に少しでも安心して受診して頂けるよう、
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策もしっかりと対策しております
心療内科・精神科クリニックです。

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